こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。
「誰だって人の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしい」シリーズ第三弾。
前回は「相談するはずが聞き役になっていた話」でしたが、今回はほぼ同じ感じで「会話泥棒」されたときのお話です。
前回の「相談するはずが聞き役になっていた話」がこちら。
では行きましょう!
「会話泥棒」とはなんぞや?
本題に行く前に、「会話泥棒とはなんぞや?」という方のために。
会話泥棒とはこんな人のこと。
相手の話が自分の知っていること、興味のあることだと、ついつい自分が話し始めてしまうことはありませんか? ふと気がつくと、相手が憮然とした表情をしていて、初めて自分がやってしまったことに気づく
どうでしょう?
自分の周りにいたり、あるいは心当たりのあったりする方、いますか~?
特徴は「無意識」「悪気がない」などなど
この会話泥棒、特徴がありまして、それが「無意識」「悪気がない」のですね。客観的に自分を見れてない人が多い気がする。
だから、前回の話みたいに、本人に苦情を言っても覚えてないんですよ。本当に無自覚。フッザケンナ。
「そんなつもりはないから」って、ある意味罪深い。まぁ、自覚があっても意地が悪いですが。
で、私は派遣社員で働いていたとき、仲良くなった社員さんから、そんな会話泥棒の手腕をまざまざと見せつけられたことがありました。
明るいが自分に自信がなくて世話好きの社員さん
今回の主人公である会話泥棒、仮に「困り顔さん」と呼びましょう(理由は困り顔だから)。
この困り顔さん、実は派遣社員のメリットの「【メリット8】人間関係に縛られない」で登場した社員Bさんのこと。
このBさんもとい、困り顔さんなのですが、特徴を羅列するとこんな感じ。
- 私より10歳くらい年上
- 困り顔
- 明るい
- 世話好き
- 自分に自信がない
- よくしゃべる
- 話すスピードが速い
- 声が高い
- 押しに弱い
- 責任感が強い
- 心配性
- 不器用
- モテる
- キツい物言いをすることがある
- 精神的にやや不安定なところがある
- 悪気はないが、発言で人を不愉快にさせることがある
- ややぽちゃ
派遣社員の記事を読んでもらうとわかるんですが、困り顔さんは憂き目に遭いやすい人です。
でも、今思えば「悪気はない」から、憂き目に遭いやすかったのかもしれません…。
で、派遣時代のある日のお昼休みのこと。デスクでお昼ご飯を食べた後、困り顔さんと雑談していたことがありました。
間違って会話泥棒の常習犯に相談を持ち掛けてしまった
このとき、何の話だったのか覚えていないのですが、私から「ちょっとこういうことで困っている」と、雑談がてら困り顔さんに話題を持ち掛けました。
で、私が話し始めたのはよかったのですが…
私の話を受けて、困り顔さんがすぐに自分の悩み相談をはじめたのですね。
▲▲のことで悩んでいるんですけど、これってどうしたらいいのでしょうね?
私は○○のことで悩んでいて~~、▽▽で□□なの。それで、□□は△△だから、もう本当にどうしたらいいんだろう…(以降延々と自分の話)
…あれ?
今は私の話をするターンじゃなかったのかな?「ちょっと相談が…」って言わなかったかしら?戸惑いを隠せない私。
早口で自分の悩み事を語りはじめた困り顔さん。そして思い出したのが、
「そうだ、この人は無意識で会話泥棒する人だった」
でしたYO!うっかりしてたYO!
私の相談内容で、困り顔さんの悩んでいることも誘発させてしまったようです。まさに、会話泥棒の基本。
しかも、困り顔さんは話すスピードが早いので、なかなか私に話をさせるターンを与えないんですよ。
結局、
(困り顔さんから会話のターンを奪取するのはもうやめて、話したいだけ話させよう…)
と、諦めることにしたのでした。
いや、そもそも会話泥棒だとなぜに忘れていたのよ私。
会話泥棒、自分の話で迷宮入りする
その後、最後まで私に話のターンを与えずに、会話泥棒の手腕を発揮した困り顔さん。
最中、自分の悩みの深刻さにダメージを受け、徐々にドツボにハマっていきます。
会話泥棒が自分で勝手に迷宮入りしてしまったのです。
昼休みが終わる頃には、
ねぇ、私、どうしたらいいと思う?
と、逆に相談されていました。
困り顔さんは、すっかり閉口している私に気付くはずもありません。私はまたしても聞き役になっていたのでした。
前回のほんわかさんといい、私はこういうタイプの人の聞き役に向いている気がしてきた…。
会話泥棒の最大の特徴は「愛されたい」じゃなかろうか
さて、私、会話泥棒の特徴として、
- 無意識
- 悪気がない
- 客観的に自分を見れていない
- 本人に言っても覚えていない
- 無自覚
- とても心配性
まぁ、こんな感じだと書いたのですが、
よほど根っこが狂っている、いわゆるサイコパスな人でない限り、もしかして会話泥棒の一番の特徴って「愛されたい」なのかな~なんて思ったり。
少なくとも、私が今まで会った(そんなに会ってないけど)THE・会話泥棒の人ってそうなんですよね。常に欠乏感がある感じ。
だから、何かで埋めようとしてしゃべっている。
だって、相手の話をはねのけて自分の話を延々とするんですからね。どれだけ自分のことを知ってもらいたいのよ、という話です。
なんでこれ、そう思ったのかというと、前回と今回といい、2人ともどこかうちの母に似ているところがあるんですよ。
母はここまで露骨な会話泥棒をしないのですが、私が話をしているのに、急に話に割り込んでくることがあるんですね。話の腰を折られること幾星霜。
あと、母は「本当の意味で、相手の言いたいことを捉えるのが苦手なのかも?」と、感じることがちょいちょいある…笑 考えすぎ?これっておばちゃんだから?
なので、どこか会話に「フワフワ」した感じを覚えることがある。そこからつながって、彼女らは共通してどこか地に足が付いていない感じがある。つまり、自信がない。
もう少し言い方を変えると、彼女らはみんな「愛されたい」のだと思う。とっても不安で仕方がないから、自分の話を聞いてもらいたくて、つい会話泥棒しちゃう。
…なんて、思ってみたり思わなかったり。考えすぎかもしれませんが。
それよか、私こそまさに自信がないわ。
こんな感じに仮定してみると、会話泥棒って悲しいものですね。
結論「会話泥棒は無意識だからタチが悪い」「会話で相手が閉口しだしたら色々アカン」
というわけで、困り顔さんから学んだのが、
「会話泥棒は無意識だからタチが悪い」
「会話で相手が閉口していたら色々アカン」
私は困り顔さんを「不遇の人」「憂き目に遭いやすい人」だと思っていたのですが、こうやって人の話を聞かずに、早口で自分の話をするからだろうな…と思いました。
でも、本人は悪気ないんだよね。うん、でも、悪気ないって罪深いよね。
自分の話を聞いてほしいのはすごくわかるよ。でも、会話泥棒ばかりしてると相手が閉口していることがあるから、本当に気を付けようね!
続いて、「友人の幸せ話は安易に聞いてはならぬ」はこちら。
前回の「相談するはずが聞き役になってた話」はこちら。
「縁を切った友人の話」はこちら。
しかし私も困り顔さんのことを言えたもんじゃない。職場の優秀な人のお株を奪って怒られたお話。この記事では、怒られた理由を考察しています。
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