こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。
「派遣ってどうなの?」シリーズ第四弾。
派遣のデメリットといえば、「使えないと切られる・使い捨て・理不尽な扱い」のイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな、実際に私が肌で感じた「派遣のデメリット」を取り上げますね。
ほかの「派遣ってどうなの?」シリーズはコチラ!
【デメリット1】派遣は使えないと切られる
派遣は、正社員と比べて使えないと切られます。なぜなら、会社にとって育てる必要性がないからです。
アレ?自分で書いてつらい。
新卒社員でもない、かと言って中途採用でもない。その場限りの人に、時間と労力を割けられないのが本音。
とくに、接客業で忙しく、カツカツしている会社は人を切る傾向が強いと感じました。
それは、即戦力になる人材が求められるからですね。
実際に派遣で切られたお話
実際に、私が派遣でクビを切られたお話をします。
その会社、と言いますか、とある店舗に派遣されていたときのこと。私はレジ打ちと品出しで雇われました。
お店の特徴はこんな感じ。
- 商品が豊富で専門知識が必要
- レジ打ちが複雑
- 店内はBGMをガンガンに流している
- 従業員はインカムを付けて会話
- お客さんからよく商品について訊かれる
↑に、対して私の特徴。
- レジ打ちは約10年以上ぶり(4か月間のみアルバイトで経験)
- うるさい音が苦手
- そもそも接客苦手
…そう、まるで使えない。
インカムの操作に戸惑い、店のBGMにイライラし、接客にアタフタして一カ月が過ぎようとしていたころ、派遣会社の営業さんから(※)電話が入りました。
結論から言うと、「クビ」でした。
レジすら触らせてもらえず終わったのでした。
今でこそ笑い話ですが、この件を機に、仕事のできない派遣の厳しい現実を思い知らされます。
しかも、はじめての派遣先だったので、かなーり動揺しました。
後日、派遣会社の営業さんから切られた原因を聞いたところ、派遣先曰く「うちのキャラじゃなかった」とのこと。
遠回しに「うちじゃ使えなかった」のですね。
今となっては「合わない」ことが早く分かってよかったと思ってます。
【デメリット2】しょせん使い捨ての人材
派遣社員はしょせん使い捨てです。なぜなら、代わりの人はいくらでも居るからです。
アレ?自分で書い(ry
ここで書いていることは、すべて私の主観なので、これから派遣社員を目指す方、あまり落胆なさらぬよう。
ちゃんと人間扱いしてくれる職場もありますからね。全部がぜんぶそうではありませんからね。
ある程度、能力のある方なら、まともなところに派遣されるので、大丈夫だと思います。
というわけで、やっぱり使い捨てになった実体験書きましょう。(書くのか)
中には、残念ながら「しょせん派遣社員は使い捨て」な職場もありました。
実際に使い捨てにされたお話
その派遣先からは当初、「事業拡大のために猫の手も借りたいほど」と聞かされていました。
派遣会社の営業さんからもそう強く聞かされていましたし、面談時に派遣先の課長も同じように言っていました。私も、当然そのつもりで勤め始めます。
その派遣先では、専門的な知識が必要でした。なので、早く慣れて役に立てるよう努めていました。
しかし、勤務3カ月目を前に、突如「クビ」を宣告されます。
その日、休日で家で家事をしていた私は、派遣会社の営業さんから電話でクビを宣告されます。このとき、派遣先の営業さんから、
ルレムラさん、何かしたんですか!?
と、詰め寄られたのですね。
しかし、まったく身に覚えのない私。
身に覚えのないことで詰め寄られ、急にクビを宣告された私は混乱。ショックのあまり寝込み、次の日の仕事も休んでしまいます。
しかも、そこの職場、なかなか馴染めなくてですね~、それまでのストレスも一気に出たのか、一時、耳が聞こえにくくなります。
突発性難聴?聴力が戻らなくなったらどうしよう。怖くなって病院に走りました。
なんとか回復して出勤したところ、肝心のクビの理由について、上司だった課長からは、まったく理由を告げられませんでした。
ところがこの数日後、課長から、
やっぱり残ってくれ
今、会社が仕事を減らす方向になっているけど、別の仕事は相変わらずあるから、別部署で頑張ってほしい
アレ?はじめ聞いてたのと随分違うな…。
その後、結局クビにならずに別部署で仕事をし始めたんですが、そこも次第に暇に…。
でも、長期雇用と言われてたしなぁ…など思っていたところ、次の更新前に、会議室にその部署の上司に呼び出され、再度「クビ」を宣告されました。
別部署でも、仕事があんまりないからってことで不要になってしまったんですね。
結局、新しい部署に移った後も、3カ月でクビになりましたよ。
いや、この短期間でどれだけ社内事情変わってるのよ…
猫の手も借りたいから来て!
↓
君、不要
↓
やっぱり残って!
↓
やっぱいらない
アクセルとブレーキ、何回踏ませるんでしょうか?
ちなみに、この出来事を聞いてもらいたかったのに、「友人に相談したのに話を踏み台にされて、結局苦労話をされて終わった話」はこちら。
実はこの会社、私以外にも、気まぐれで雇われて気まぐれでクビにされてしまった方がいました。
しんどそうな私に気付いて声をかけてくれる、優しくて気遣いのできる方でした。
このとき、人事を担当した課長、もといサイコパス(社内でも評判のサイコパスだった)に対して思ったのが、
「この人は自分の娘や奥さんにも、同じ扱いをするのだろうか」 でした。
私は、派遣をやると決めたとき、ある程度のことはもちろん覚悟していました。
でも、悲しいものは悲しいです。
決してアクセルとブレーキを何度も踏まれたことが悲しいのではなくて、派遣であることをいい事に、気持ちをぞんざいに扱われたことが悲しいんです。
道具や機械はいらなくなったら捨てるか交換すればいいかもしれませんが、派遣は血が通っているから、悲しいし、痛いし、病気になるし、悔しいし、当然怒りも沸きます。
正社員なら、使えないとわかれば左遷や異動もありますが、派遣は不要になったら簡単に使い捨てにされます。
わかっていたはずなのに。
派遣という、力のない立場が虚しく情けなく感じた出来事でした。
【デメリット3】派遣は全てがリセットされる
派遣は、違う職場に行くたびにゼロからはじまります。
なぜなら、こういうことだからです。
- 前の会社で教えてもらったこと → 普遍的な技術以外は不要になります。また新たな会社のルールに染まらなくてはいけません。
- 築いた人間関係 → なくなります。(ただしプライベートは除く)違う人間関係を構築しなくてはいけません。
リセットは、若いときならまだいいでしょう。
しかし、歳追うごとに、精神的な負担が増える可能性があります。
皮肉かな。ちゃんと扱ってくれる派遣先に出会うと、この反動は大きいです。
経験値は増えていく反面、見えない何かがすり減っていくのを実感せずにいられませんでした。
派遣デメリットを振り返ったまとめ
メリットの享受を受ける以上、当然デメリットも受けます。
面白いことに、デメリットにはその会社の社風が反映されており、細かくしっかりした会社なら、デメリットにもさほど理不尽さを感じませんでした。
しかし、今回の「デメリット2」で紹介したような会社は、人間に無関心な社風だったので、デメリットもぞんざいな傾向でした。
ただ、ある程度、仕事ができて人間関係の構築もできる人なら、派遣でそんなにデメリットに怯えることはないと思いますよ。…多分!
次回は、派遣時代に実際に訊かれた質問や、気になる疑問、派遣でちょっと気付いたことを挙げていきます。
読んでいただきありがとうございました!
派遣シリーズラスト第5弾の「派遣の質問や気付いたこと」はこちら。
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