こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。
今回は「医師のつくった『頭のよさ』テスト」の感想です。
こちらの本、一時期話題になった本だそうで、私が読んだのが2016年だった気がいたします(うろ覚え)。
明らかにネット内のブームに乗り遅れた感があるのですが、自分の特性を書きたくて、今更ながら取り上げようと思い立ちました。自己分析大好き人間であります。
本書で取り上げられている6つの特性と、実際にテストを受けてわかった自分の認知特性など、前編後編にわけてお伝えします。
医師のつくった「頭のよさ」テストの内容
医師のつくった「頭のよさ」テストとは、こんな内容の本であります。
学校でよい評価を得られる子どもと社会で大成する人の共通点は、 自分の「認知特性」を理解し、最大限に活用していることです。
自分を知り、認め、選択し、適応させる人こそが、「頭がいい人」なのです。
認知特性とは、目や耳などの感覚器から入った情報を理解・整理・記憶・表現する「方法」で、六つのタイプに分かれます。
社会では、アイデアを生み出す「創造性」、整理整頓できる「逐行機能」、 仲間から好かれる「社会性」、仕事の締め切りを守る「時間感覚」などさまざまな能力が求められますが、それらは認知特性を意識することで伸びるのです。
(Amazonより引用)
要するに、「頭のよさ」を一つの尺度ではかるのではなく、「自分の持つ「認知特性」を意識して、もっと生きやすくしよう」と提案してくれる本なんですね(多分)。
医師のつくった「頭のよさ」テストで述べられている6つの認知特性
医師のつくった「頭のよさ」テストの本の中で述べられる認知特性とは、次の6つ。
- 視覚優位者・写真(カメラアイ)タイプ…カツオくんが描けるアーティスト系
- 視覚優位者・三次元映像タイプ…どんな人の顔も見わけられるエキスパート
- 言語優位者・言語映像タイプ…イメージをすぐに言葉にできるファンタジスト
- 言語優位者・言語抽象タイプ…わかりやすくノートをまとめる達人
- 聴覚優位者・聴覚言語タイプ…親父でなくてもダジャレ上手
- 聴覚優位者・聴覚&音タイプ…英語の発音もすばらしい絶対音感タイプ
この認知特性を計るテスト、簡単に言うと「視覚、言語、聴覚」どれがどれだけ優れているのか、ということなのですね。
私は言語優位者の「言語映像タイプ」だった
私が本書のテストを受けたところ、こんな結果になりました。
3.言語優位者・言語映像タイプ
2.視覚優位者・三次元映像タイプ
5.聴覚優位者・聴覚言語タイプ
1.視覚優位者・写真(カメラアイ)タイプ
4.言語優位者・言語抽象タイプ
6.聴覚優位者・聴覚&音タイプ
ちなみにこの本の中でいわれる、「頭がいい」とか何かに秀でている人というのは、二つ以上の認知特性が優性とのこと。
ぐはっ!私、1項目だけですよ!けっこう落ち込む。
気を取り直して、私が唯一優性だった「3.言語優位者・言語映像タイプ」とは以下のとおり。
本や小説を読むとその場面が容易に想像でき、文章よりは映像イメージとして記憶します。言語を映像化することも、逆に映像を言語化することも得意です。
視覚優位者が感覚的思考者とすれば、言語優位者は、イメージを言語に結びつけることから論理的思考者ともいえます。
(医師のつくった「頭のよさ」テストより引用)
この言語映像タイプ、他にも「比喩が得意な人」が多いとのこと。
ふと思い当たった有名人が松本人志とか宇多田ヒカル。うん、こうやって有名な人に当てはめて考えると救われるね。
言語映像タイプの適職
さてこの言語映像タイプ、適職、と言いますか、本書によると「こういう職業に多いタイプでしょう」と解説されています。
- コピーライター
- 絵本作家
- 雑誌の編集者
- 作詞家
どうでしょう?私と同じ言語映像タイプで思い当たる方、いますか?
そういえば、私は一応Webライターをしているので、適職に近いと言えば近いと言えるかもしれません。
思えば「あれは言語映像タイプだったから?」な出来事
言語映像タイプということで、思い当たることがいくつかあります。
たとえば小学生のころの作文。よく、「テーマに沿って作文を作りましょう」みたいな宿題がありましたよね。
当時、私が小学5、6年生のころに書いた作文だったと思うんですが、作文ノートが残っていまして。
大人になってから読み返したとき、「あれ、この年頃の子どもが書いたにしてはちゃんと書けているなぁ」なんて我ながら感心したんですよ。親バカならぬ、自分バカみたいな。
自慢でも過大評価でもなんでもなくって、その作文を書いてから何年も経っていましたから、知らない子どもが書いた文章を読んでいる感じだったのですね。
「意外と頑張ってたんだな~」と、ちょっと自分を誉めたくなったり。
さらに、自分が抱いた感覚が間違ってなかったと思えたのが、その作文の最後に書かれていた当時の先生の言葉。
先生も同じように感じていたようで、大人になった私が感じたことと似たような言葉をコメントで書いてくれていたんですよ。
大人が読んでも感心できるものを子どもの時分に書けていたんだなぁと、我ながら嬉しかった記憶があります。
認知特性とは「無意識に選び取るもの」
幼い頃は本や漫画に触れる機会が多かった私。
でも「本をめちゃめちゃ読んできました!」という方と比べたらあきらかに数は少ないですし、本は好きなんだけど読まないときは本当に読みません。
でも脳が柔らかかった時期に、幸運なことに文字や絵に触れることが多かったのがよかったのかと思います。
認知特性とは、生まれつきある程度決まっているのだそうで、言ってみれば、生まれながらの長所と短所。
恐らく、長所として生まれ持っていた認知特性のもと、無意識に自分が「これが得意、これが好き」「これは苦手、嫌い」と選び取った結果、その認知特性がさらに伸びていったんでしょう。
幼い頃の自分と、漫画をほぼ無尽蔵に貸してくれた兄に感謝です。
将来の職業を決めるのに使ってもいいかもしれない
あと、この 医師のつくった「頭のよさ」テストでちょっとすごいなと思ったのは、さきほど書いた適職。
昔、かなり勘の良い人(初対面の自称占い師さん)とお話ししたときに、「あんた、この職業が向いてるよ!」と提示された職業が本書にドンピシャで書かれてあったんですよ。
なので、先ほど書いた言語映像タイプの適職欄の中に、まさにその方の言った職業があります…汗
その人の勘の良さにも驚くばかりですが、職業で色々悩んでいる方は、本書で将来の方向性を決めてみるのも良いかもしれませんね。
やっぱり「好き」「得意」って間違ってないんですね。本能から呼びかけるものなんですよ。
ちなみに、その提示された職業、何年かかってもいいからいつか実現させたいと思っています。いつになるかな…汗
後編は一番点数の低かった「6.聴覚優位者・聴覚&音タイプ」にまつわる、「音痴と空間処理能力」や「モノマネ」を考察しています。
この本の脳の認知特性という考え方のおかげで、私の最大の劣等感「人の言っていることがすぐに理解できない」を、脳の個性だと捉えられるようになったお話のシリーズ。
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